艦これSS 疫病神な提督が着任しました その1

ロボット3原則なるものを知っているだろうか。
簡単に言うと以下のようなものだ。

第1法則、人間に危害を加えてはいけない
第2法則、人間の命令には従わなければならない
第3法則、第1第2に反するおそれがない限り自己を守らなければならない

深海生物に対するための決戦兵器といえる艦娘だが、国の首脳陣を初め
それら艦娘の反乱を憂慮している。

そのため、艦娘にもある制約が課せれるようになった。
内容は、さきほどのロボット3原則とほぼ同じである。

艦娘は主人が設定され、主人の命令は絶対服従となっている。
そのため、第2法則として、主人の命令は絶対服従となる。

制約といっても、マインドコントロールされているわけではないため
無理な命令をする上官に対して、制約を守らずに上官を手にかける艦娘が
多数現れた。

この状況を恐れた軍上層部は、制約を逸脱する行為を及ぼす艦娘に対して
即座に制裁を与えることができるように艦娘に処理を施すことにした。
また、主人への反逆行為を防止するために、主人の生命活動が停止した場合は、
艦娘の艤装を強制解体されるようにした。

これは、艦娘を多数従えるものが反乱を起こした際に対応するためとも
言われている。

艤装を強制解体された艦娘の多くは命を落としたが、それでも、
艦娘が主人を手に掛ける事例が後をたたなかった。


そんな状況下、とある士官に白羽の矢がたった。

戦果はあげるものの、上官が戦死するケースや、味方が壊滅する中での
戦果ということで味方殺しとも呼ばれ、忌み嫌われており
上層部へも反発していることから、昇進させてもなるべく前線送りにしたい。

しかし、高確率でこの士官を部下にした上官が戦死するというジンクスで
配置を嫌がる上官も多く、軍上層部も手を焼いていた。

そこで考えたのが、艦娘をこの士官に配属させることである。
この士官を前線に送ることができ、
この士官を経由して艦娘に命令を出すことができ、
艦娘の恨みはすべてこの士官に向けられる。

ただし、貴重な艦娘をこの士官に渡すのは否定的意見が多数であったため
各方面から放出しても問題のない艦娘をこの士官のもとへ配属させることとに
なった。

以上の経緯により、この士官は、大佐に昇進したタイミングで新設された艦娘専用の
呉鎮守府に提督として着任することとなった。




提督「やれやれ、また、戦力増強の話は差戻しになったよ。」

大井「あいかわらず軍上層部に嫌われてますね。」

夕立「戦力補強はだめっぽい?」

北上「こういうこともあるよね。というか、いつもだね。」

提督「おいおい、他人事みたいなこといっているが
   このままだと、今の戦力で2-4海域に出撃になるんだぞ。」

提督「戦艦2隻、いや戦艦1隻と重巡洋艦1隻でも良いいから
   配属されないと2-4海域の攻略は無謀だ。」

提督「やれやれ、気は進まないが本部へ赴いて直訴するか」

北上「おっ、本部へ行くなら私も付いていくよ。おいしいラーメン屋さんみつけてたんだよね。

大井「北上さんがいくなら、私も付いて行きます。
   北上さんとふたりっきりで、観光でもしましょうか。」

提督「いや、連れて行かないし、観光とかいかせないし。」

北上「そうだよ。おおいっちはお留守番ね。私と提督の二人でいくからね。」

提督「いや、お前も連れていかないよ。」

北上「いやいや、ていとくぅ~。ひとりでおいしいものひとりじめはいけませんなー。」

提督「独り占めする気ないし、おいしいことなんて何にもない。」


北上(ジーーーー)
北上「提督が嫌だといっても、私は付いていくよ。おおいっちは留守番ね。」

大井「北上さんと、くz、、提督を二人っきりなんて危なすぎです。私も付いて行きます!!」

喧々諤々

結局、北上と大井を連れて行くことに。

提督「わかった。二人とも連れて行くから準備しろ。」

提督「北上はちゃんと大井の面倒みろよ。私はしらないからな」

北上「わかったよー。おおいっちのことは任せて。」

大井「提督に心配される必要はありません。」

提督「はいはい、そうですか。」

北上「提督、大井なら大丈夫だよ。」

提督「……そうか。」

提督「んじゃ、みんな私が本日に言っている間は書いてあるスケジュールにしたがって遠征などを進めてくれ」

提督「不測の事態があった場合は、緊急コールすること。」

留守番組「了解です(っぽい)」

提督「綾波、私の代理でよろしく頼む。」

綾波「はい、わかりました。」

大井「普段から提督いなくても綾波が手配しているから問題ないし、
   そもそも提督いる意味ないのよね。」

提督「私がいなくても運営が滞らないようにちゃんと手配してあると言ってほしいな。」

北上「実際、綾波が代理で決裁していることもあるよね。あれいいのかなーと思ってた。」

大井「そうよね。バレて叱責されればいいのに。」

提督「お前ら、言いたい放題だけど、綾波には一部権限を委譲しているから問題はないぞ。」

北上・大井「嘘!!」

綾波「本部からから承認されてます。」

提督「大体、私しかできないことってのはほとんどないんだから
   できる人に委譲するのは当たり前だろ。」

提督「委譲された人間も、それによって成長できるし、いいこと尽くめ。」

北上「とかいいつつ、自分が楽したいだけー」

提督「うるさいな、楽して何が悪い。」

北上「開き直ったー。」

大井「そんなんだからすぐ私達に仕事を押し付けるんですよね。」

提督「いや、私達って、秘書官の北上に降った仕事を
   北上がしないから、大井がかわりにやっているだけじゃないか。」

北上「私とおおいっちは一心同体。おおいっちが仕事をするのは私がしたと同じなんだよ。フンスッ」

大井「はい、私と北上さんは一心同体です!!」

提督「大井が幸せなら私は何も言わないよ。」

提督「話が脱線したが、綾波の手伝いを初雪頼むぞ。」

初雪「えー、めんどくさい。やだー。」

提督「手伝うときは私の部屋のこたつの使用を許可する。」

初雪「こたつ……。」

提督「みかんもつけよう。」

初雪「がんばる……。」

提督「金平糖も買ってくるからよろしく頼む」ナデナデ

初雪「待ってる。」



大井(ジトー)

北上「あんまり甘やかせちゃだめじゃないかなー」

夕立「私も金平糖ほしいっぽい。」

夕立「提督さん、遠征がんばってきたら、金平糖頂戴。」

提督「もちろん、お土産も買ってくるよ。
   その前に、戦艦を配属されるようにがんばらないとな。」

提督(さて、気分がのらないが、本部へ行くか。
   大井が暴れなければ良いが。いつも以上に気が重くなるな。」



次回、本部へ続くよ。

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