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SS「ロウきゅーぶ」紗季さんが昴さんの趣味を確認することになりました その7

SS「ロウきゅーぶ」紗季さんが昴さんの趣味を確認することになりました その6の続き





そんな紗希が大人の階段を上りかねない状況のとき智花は長谷川家の玄関に
到着した。

「約束していないのに、思わず昴さんのご自宅へ来てしまいました。」

なぜか、どうしてもこなくてはいけない気がして、色々と悩んでいるうちに
足が勝手に長谷川家に向かっていた智花さんでした。


しばらく、悩んでいた智花も勇気をだして呼び鈴を鳴らすのだった。

そう、昴と沙希が見詰め合っているこのときに。


ぴんぽ~ん



玄関の呼び鈴が鳴ったがかすかに聞こえたが昴は無視することにした。
いまは沙希と一緒の時間を邪魔されたくない。

沙希が口を話し、出なくてもいいのかと聞いてきたが
どうせ訪問販売かなにかだろうから、気にしなくていいよ。


「そんなことより、今は沙希とこうやっていたいんだ。:
そういいながら、もう一度、昴と沙希は口付けをした。


長谷川さんにキスしてもらえている。
その嬉しさとキスの気持ちよさで頭の中が真っ白になっていく中、沙希は
本の中では舌を絡めあっていたのを思い出した。


口付けをしながら無我夢中で舌を出してみる。
舌先にあたるのは長谷川さんの唇。
たしか、舌をいれるはず。

ほんの知識をもとに、硬く閉ざされた昴の唇をこじ開けるように、
舌を突き出してみた。


にゅるっ


入った。
長谷川さんのなか、すごく暖かい。
もっと、もっと長谷川さんを感じたい。

もはや本能のように沙希は舌つきだし、昴をもとめた。




一方、昴は突然のことに驚き、それとともに沙希から突き出された
小さな舌に本能的に舌を絡ませた。

キスがこんなに気持ちいいなんてしらなかった。
沙希から熱い吐息がもれるようになり、その吐息を感じているうちに自然と
キスをやめ、徐々に舌のほうに、首筋から頚骨に舌を這わせるようになった。

沙希も昴の首の後ろに腕を回し積極的に受け入れるようになっていた。

こんなに一生懸命になって長谷川さんが私を求めている。
自分が昴に求められているとともに、昴の舌が自分の体を舐めるたびに
なんともいえない感覚が沙希を包み、さらに昴を求めるようになっていた。




一方、そのころの智花は。

ぴんぽーん
ぴんぽーん

何回か呼び鈴を鳴らしてみたが応答がない。

不在なのかなと思いつつ玄関のノブに手をかけると、鍵がかかっておらず
すんなりのドアが開いた。

「ふぇっ・・・」

ど、どうしよう。
勝手に入ったらいけないですよね。


でもでも、鍵を閉め忘れたのなら泥棒さんに狙われないように私がお留守番する必要があるかもしれない。

ううん。

私が昴さんの家をまもります。


なにより、さきほどから嫌な予感がどんどんふくらんでいた。
もしかして、昴さんによくないことが!?


鍵が開いていたということは昴さんがいらっしゃっるのでは。
なのに呼び鈴を鳴らしてもでないということは・・・


まさか、急に体調が悪くなり倒れられているのでは!?

「ふぇぇっ・・・」
涙目になりながらも、倒れているかもしれない昴を助けるため
家の中にいるはずの昴を探す。


すでに勝手に家に入るのが失礼だとかどうとかは頭から消え去っていた。

まず、智花が飛び込んだのは洗面所だった。

「残念ながら昴さんはいませんでした。」

しかし、洗面所の結露具合や昴さんの残り香等から昴が使用してからあまり時間が経っていないことがわかった。


昴が脱いだと思われる衣服を見つけ
練習後に脱いだ衣服と思われかなり汗ばんだ状態ででもあり
手に取ってみる。


くんくん・・・

昴さんのにおい。

「すばるふぁん・・・」


はっ!!

いけない、こんなことをしている場合ではなかったです。

状況から察するに、シャワーをでてそんなに時間が経っていないようです。
ということは、部屋に戻ってそんなに時間はたっていないはず。

まだ、着替えを終えていないかもしれません。

いえ、違います。

もしかしたら、部屋に戻ったところで体調を崩されているのかもしれません。

だからすぐに、昴さんの部屋に行かないと!!

待っててください。昴さん!!



アタッカーの真骨頂といわんばかりの猛ダッシュで昴の部屋に駆け上がる。


急いでいてもノックは忘れないのが智花である。

コンコン。

「昴さん、入りますね」

普段の智花であれば昴の返事を待っていたが、昴が倒れているかもしれない
という大義名分もとい、心配のあまり配慮に欠けていたため、返事をまたずに
ドアを開けることとなった。

視線の先では、ベットの上で昴と沙希がお互いを抱きしめあっていた。


「な、、、と、、、智花、どうして!?」
智花が入ってきたことに慌てて振り向く昴。

沙希も状況に気づき、
「トモ、今日はこない日じゃ!?」

そして昴と沙希は自分たちが抱きしめあっていることに気づいて
慌てて距離をとり、智花に状況を説明しようとする。


「昴さん?沙希?どうして・・・?」

<つづく>





ここから、どういった展開にしようかなと思案中だったりします。

思いつく展開がろくでもなさすぎる。
うーんうーん。思いつく選択肢。
1.智花「私も一緒に!」
2.智花「プロレスごっこですか?うちの両親も時々やっているみたいで」
3.沙希「大丈夫、さきっちょだけだから」
4.智花「素肌の上に昴さんのTシャツ・・・ハァハァ」
5.智花「昴さんどいて、そいつ[ピー]せない」

SS「ロウきゅーぶ」紗季さんが昴さんの趣味を確認することになりました その6

SS「ロウきゅーぶ」紗季さんが昴さんの趣味を確認することになりました その5の続き




~紗希の視点~

長谷川さんの入室に驚き、何も考えられなく、気が付いたときには長谷川さんと一緒に布団に入り
頭をナデナデされていました。

先ほどの失態と恥ずかしさでぐしゃぐしゃになっていたけど、時間とともに落ち着き、
ようやく今の状況を把握することができました。

長谷川さんの胸に顔をうずめているような状況のため、長谷川さんの心臓の音まで全部聞こえます。

とくん、とくん・・・

耳を預けていると、どんどん落ち着いてくる。

ずっとこうしていたい。

そう思えるほどに。

こんな風に、トモは毎日、長谷川さんに抱きしめられているのだろうか。
そう思うと、切なくなる。

トモのこと、応援しているのに。

ううん、違う。
今の私は男の子。

長谷川さんも同じ男だから、こうやって気兼ねなく同じ布団に入ってくれるに違いない。

そう、勘違いしてはいけない。


ふぅ・・・
深呼吸して、心を落ち着かせる。

私、、、いいえ、僕は男の子。
演じきらなければいけない。


もし、今の私に劣情を抱くようなことがあれば、長谷川さんは男のことに興味があるということ。
本来の目的である、長谷川さんの趣味の確認。


あれ・・・


もし、長谷川さんが男の子に興味がある方だった場合、どうなるのだろうか。
今は、長谷川さんと同じ布団で寝ていて、長谷川さんに抱きしめられている。
ふと、顔をあげて長谷川さんの顔を見つめていると

目があった長谷川さんは優しげに微笑み、私に顔を近づけてきた。

少しずつ・・・

15cm

10cm

5cm

どんどん

まるで・・・

まるで、これからキスをするかのように。

長谷川さんが男の子に興味があるのなら、手を出しても不思議じゃない。
あの本のように、これから、されてしまうのかもしれない。


興味がないわけじゃない。


でも、、、

嫌。



こうなることをどこか期待していたのに、体が震える。


心が痛い。

なぜだか、すごく切ない。



なぜなんだろう。



私の頭を撫でていた手を、私の顔に近づけ

そっと目じりの涙を拭いた。

しらないうちに、涙を流していた。

涙で視界が歪み、長谷川さんの表情がわからない。


理由はわからなかったけど・・・



ただただ、悲しかった。








~長谷川 昴の視点~

頭を撫でていると、どうやら落ち着いたようだ。

しかし、男の子として接するにしても限界はある。

例え相手が小学生だとしても、同じ布団に入るなど緊張しないわけがない。

どうにかして、この状況を脱しなければ・・・

しかし、ここで執拗に紗希を問い詰めてもだめだろう。

いや・・
紗希だと気付いていながら一緒の布団に入り、こんな体制になったことを悟られてはいけない。

よくよく冷静になってみると、たとえ紗希の体を温めるためとはいけ、これはやりすぎだった。

どうすれば、この状況を脱せられる。

考えろ、長谷川昴!!



紗希は男の子だと言い張っている。
でも、完全に、紗希です。ありがとうございます。

同じ布団で寝ている。
紗希から甘いにおいがします・・・違う!!


だめだ、紗希から漂う女の子の匂いで集中できない。


男の子扱いするといっても、無理だ。


ん?


男の子扱い・・・



紗希は男の子の振りをしている。

だけど、実際は可愛い女の子。
今の状況もかなり緊張しているに違いない。



実際は、女の子なのわけだから、紗希に、自分は女の子だからと
自白させるように仕向ければ良い。



なんだ、気づけば簡単なことじゃないか。



自分から嘘をばらしてしまうように仕向ける。



例えば、こうやって、キスをする振りをする。
ゆっくりと、紗希の唇に近づいていく。



ぽかんとした、紗希の顔。
さすがに予想外だったか。


駄目だよ、紗希。


君の嘘は、これで敗れる。



「ッ!!」


紗希の目から流れる涙。


今の状況に信じられないような、いや、とても悲しそう。

俺は馬鹿だ。


紗希の嘘を暴くために、紗希を気づ付けてどうする!

「ごめん、紗希」

正直に言おう。



男の子と言っていたけど、実は紗希自身だったということに気づいていたと正直に話して、精一杯謝ろう。




紗希自身、泣いている自分に驚いているようだ。
そんな、紗希を抱きしめる。


びくっと、紗希の体が撥ねた。

それはそうだろう。だけど、この手を放すと紗希が逃げ出すかもしれない。
俺の言葉を聞いてもらえないかもしれない。


とにかく、謝らせてほしい。



「紗希が男の子だと言っていたけど、俺は紗希だってこと気づいていた。」

「何か事情があるかなと思って、演技に付き合っていて・・・」

「でも、ずっと紗希だって気づいていて、さっきキスしようとしたのも紗希だと分かっていて・・・「長谷川さん!!」

えっ

すごい剣幕で、謝罪中の俺の言葉をさえぎってきた。

でも、怒っているという風ではない。

ひどく、困惑しているような顔。




「長谷川さんは、私だと気づいていて、キスをしようとしたとおっしゃいました。」

「ああ、俺は、紗希だと気付いているにも関わらずキスをしようとした。」

紗希からの罵倒を覚悟していたが、紗希から発せられた言葉は違った。



「長谷川さんは、、、

 長谷川さんは、私と、、、女の子である、私とキスをしたかったのですか?」


紗希の質問の意図が理解できない。

どういう意味なんだ?


いや、まて


女の子なら誰でも良かったと思われたのか!?

違う、断じて違う。



「紗希だから。紗希だからしようとしたんだ。」



俺の答えに、息をのむ紗希。


そう、紗希の嘘を暴くためにしたこと。
キスをしたいから、しようとしたわけじゃないことは理解してもらわなくてはいけない。




目をつむり、何かを熟考する紗希。



先ほどの緊張した雰囲気から、心なしか落ち着いたようにもみえる。

分かってもらえたか。

胸をなでおろす感じだったが、紗希の言葉は予想の斜め上だった。




「私、なんで悲しかったのかわかったんです。
 男の子としての自分、私じゃない自分が、長谷川さんとキスをする。

 目の前の長谷川さんは、私とキスをするのに、私をみていないことが耐えられなかった。


 だから・・・

 長谷川さんに、紗希だからキスがしたかったと言ってもらえて本当にうれしかったです。

 私を見てくれて、私としてくれる。


 だから・・・


 だから・・・」


そういって、紗希は俺を抱きしめ




そっと唇を重ねた・・・・





続き:SS「ロウきゅーぶ」紗季さんが昴さんの趣味を確認することになりました その7

SS「ロウきゅーぶ」紗季さんが昴さんの趣味を確認することになりました その5

SS「ロウきゅーぶ」紗季さんが昴さんの趣味を確認することになりました その4の続き




どうも、長谷川 昴です。

部屋に入ったら小学生が俺のTシャツを着ていた。
俺のYシャツなのでぶかぶかな感じで、そう、まさに裸Yシャツ状態にしかみえない。

俺も何を言っているのかわからなくなってきた。

ただ、紗希が俺のYシャツを着ているだけだ。
何を動揺する、長谷川 昴よ!!

落ち着け、俺。
KOOLになれ。

ここは、堂々と、「やあ、おまたせ」という感じに入室するが吉。

やってやる。
PGは冷静に動揺を表に出さない。

よし、自然に自然に。

「やあ、長らくの間待たせてしまったりもしたりしてますでしょうか。紗希さん」

よし、自然に話せた。俺はやればできる子。

だが、どうしたことだ。
紗希がこちらを凝視したまま固まっている。

何か失敗したのだろうか。

これは葵が言っていた。複雑な乙女心が関係しているのだろうか?

いや、ない。

考えてみろ。

練習で汗を書く。

シャワーを先に浴びてもらう。

待っている間に、俺がシャワーを浴びる。

戻ってきたら紗希が俺のYシャツを着ている(今ここ)

だめだ、何がどうしてこうなったのかわからなすぎる。
俺のYシャツを着ているということは、

もしかして、寒いのか!?
そうだ、そうに違いない。

「紗希、またせててごめんな。部屋寒かったかな」
そういいながら、紗希に近づくと小刻みに震えているのに気づいた。

くそっ・・・

せっかく先にシャワーを浴びてもらっても、体を冷やしてしまったら元も子もないじゃないか。
コーチの俺が上に羽織るものを準備しておくべきだった。

あわてて駆け寄ると、顔が少し上気もしている。
「紗希、ごめん。寒かったんだろ」
いや、顔も火照っているし、風邪を引き始めているかもしれない。

すぐに体を温めないといけない。
俺は紗希を抱きかかえて横にあるベットに寝かせることにした。

いや、まて・・・
よく考えろ、長谷川昴!!
震えるほど寒い状態なら、布団に入ってもらってもすぐには暖かくはならないだろう。

人肌で暖めながらベットに入るのが一番いいはずだ。
冬山で遭難したときも、人肌で暖めると聞いたことがあるしな。

「紗希、俺に任せてくれ。」
そういって、抱き抱えたまま、紗希をベットに下ろして一緒に布団に入った。

なでなで。
「これで寒くないだろ」

ずっと固まっていた紗希だったけど、暖をとるために、俺をぎゅっと抱きしめてきた。
よっぽど寒かったんだな。

まったく、俺はコーチ失格だな。
今度からはまっているときも寒くないように上に着るものとか準備するしないとな。

そう思いつつ、紗希の頭を撫でていると
紗希も温まったのか震えも止まった。

俺の胸に小さくなっている紗希がいつも以上に可愛らしく想えた。

~続く~



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SS「ロウきゅーぶ」紗季さんが昴さんの趣味を確認することになりました その4

SS「ロウきゅーぶ」紗季さんが昴さんの趣味を確認することになりました その3の続き




今の状況を整理します

1.練習で汗をかいたので私が先にシャワーを浴びて、現在、長谷川さんの部屋にいる
2.現在、長谷川さんがシャワーを浴びている

本来ならここで、お背中流しますのイベントを発生させるべきなのですが、あいにくと
水着を持ってきていないのと、私が現在、男の子という設定中ということです。

さすがに、タオルだけで一緒に入浴はまだ早いです。
ともかく、今は長谷川さんが戻ってくるのを待ちましょう。

とはいっても、長谷川さんの部屋に一人は緊張します。

そういえば、男の人はベットの下におかずを置くとか本に書いてありましたが、本当なのでしょうか。
勝手に部屋の中を家捜しするのはいけないことだとは思いますが、これも長谷川さんの趣味を確認するためです。

そっちの趣味がないか確認するためです。

そう、これは仕方のないこと。
こうやって、ベットの下を覗いたりするのは、仕方のないことなんです。

と、ベットの下は本棚を見て回っても、それらしいものは見つかりません。
そっちの趣味どころか、そもそも、そういう類の本がありません。

うまく隠されているのでしょうか。

しかし、この部屋にそんなに隠せそうな場所もなさそうですし、本当にどこにあるのでしょうか。
さすがに引き出しまで開けるのはやり過ぎな気もしますので、あきらめましょうか。

「ふぅ、、、」
せっかく長谷川さんの趣向がわかるいいチャンスだと思ったのですが、残念です。

あら・・・

ベットに腰掛けてあたりを見渡していると、掛け布団の下に服がある?

畳まずにこんなところに脱いでいるなんて、駄目ですね。
せっかくなので、片付けておきましょうか。

えっと、ジャージの上下と、あと・・・
あら、Yシャツまでこんなところに脱いでいたら皺が残るのに、もう、長谷川さんったら。

Yシャツの方は一度選択しないと皺は取れそうにないですね。
にしても、やっぱり、大きいですね。

腕なんてこんなに、余っちゃうし・・・

そういえば、トモは、Yシャツをきたり、くんかくんかしたりしたのかな。
よく、漫画ではそういう描写があるけれど、実際そんなにいいものなのかしら。

やっぱり、トモも体験していることだろうし、後学のためにも知っておいたほうがいいですよね。

どきどきしますが、ここは思い切ってYシャツを羽織ってみます。
さすがに、裸Yシャツは恥ずかしいので、このまま上に羽織る形にしましょう。

・・・
・・


これは予想以上に危険だわ。
服の上に羽織っているだけでこの破壊力。

もし、裸Yシャツなんて状態になったら、素肌にそのままくるわけで、そうなったら、耐えられないかも。
ごくり・・・

まさかYシャツを羽織るのがこのまでいいなんて。
てっきり、殿方を喜ばせる行為だと思っていましたが、違ったということですね。

やはり百聞は一見にしかず。体験して初めてわかるものです。

ということは、ここは裸Yシャツも体験しておくべきなのかしら。
でも、さすがに、それはやり過ぎだと思うし

うーん、、、

このままでも、、、スンスン
長谷川さんの匂いがします、、、

これでも十分、、、長谷川さんに後ろから抱きしめられている感じで幸せすぎで怖いです。

トモは毎日こんな風に抱きしめられているのでしょうか。
うらやましいな。

・・・いえ、そういうことではなくて。

そう、そうね。
裸Yシャツ。そう、これを試すかどうかを考えていたのよ。

後学のために試しておく必要がある。
そう、さっきわかったじゃない。百聞は一見にしかずと。

体験しなければわからないことがあるということ。
裸Yシャツもやってみないと良さはわからないということです。

幸い、シャワーを浴びたあとなので綺麗になってるし、これだけ皺が残っていればどうせ洗濯しなければならないので大丈夫でしょう。
長谷川さんが戻ってくるまで、時間もそんなに残っていないと思うので、急がないと。

とはいっても、ブラをつけていないので、シャツを一枚脱ぐだけなんですけどね。
はは・・・
虚しい・・・

いえ、まだ、これから成長するから大丈夫です。
あと数年すれば、私も愛莉のようになれるはずです。

それはともかく、今は、素肌の上にそのまま長谷川さんのYシャツを着たときの感触です。
さすがの私でも緊張します。

ごそごそ。。

き、着てみました。
が、これは、、、

さっきの着衣の上からに比べて、いいえ、比べようがないほどの着心地。
なんだか頭がぼーとします。

続く




ロウきゅーぶに関する投稿SS

SS「ロウきゅーぶ」紗季さんが昴さんの趣味を確認することになりました その3

「SS「ロウきゅーぶ」紗季さんが昴さんの趣味を確認することになりました その2」の続き

長谷川さんの家に着いたけど、緊張しちゃうな。
トモは毎日こんなどきどき体験してるのよね。

うらやましいな・・・。

いえ、今はそういうことを考えているときじゃないわ。
せっかく長谷川さんに私の実力を見てもらえるチャンスなのだから、見てもわないと!。

「長谷川さん、1on1で勝負、お願いします」

改めて長谷川さんに勝負を挑むと、長谷川さんは少し考えてから
「じゃあ、智花と同じ条件で、紗希じゃなくて・・・えーと、君がオフェンス。俺がディフェンス。
俺はジャンプなしでいこうか」

トモと同じ条件ということは、ジャンプしない条件ですら破格の待遇ということかな。
これは長谷川さんが期待されているに違いないわ。

「その条件でいいです。お願いします。」

そう伝えると、
「おうっ、いつでも来い」
と真剣な顔で言われて心臓が高鳴るのがわかります。

いつもの優しい長谷川さんと違って本当に真剣な表情。
トモが惚れるのも仕方がありませんと、改めて納得です。

私の今の全力を見てもらいます。

まずは、左に視線を移しながら右から抜く!!
はずが、あっさり長谷川さんにボールを取られてしまいました。

ちゃんとフェイントをいれたのに、さすが長谷川さんです。

今度は、右に視線を移して・・・と試みましたが、またもやあっさりとボールを奪われました。

いくら長谷川さんのほうが上手いといっても、簡単にとられすぎです。
なぜだろう。

フェイントが通じない理由を考えていると、長谷川さんが教えてくださいました。

「紗希、視線でフェイントをかけているつもりなんだろうけど、本当に視線の先に行く場合は
そんなにそっちを凝視しないよ。
あと、左を見ているのに、体は右に行こうと動いているからフェイントだとバレバレ。」

長谷川さんの指摘に顔から火が出る思いです。
いいところを見せようとしたのに、がっかりさせるのようなフェイントを見せてしまいました。

今度はもっとちゃんとフェイントをかけないと。
そう思っていたら

「まずは紗希の今の実力をありのままに見せてほしい。
フェイントとかは、また今度ゆっくり教えてあげるからさ」

と言われました。
これは、今の私のフェイントは見るに値しないということでしょうか。

違う。
長谷川さんはそういう風に考える人じゃない。

そう・・・今の私の技術をすべて見てもらうこと。
長谷川さんに教えて頂いたことをすべて。

今の私をみてください。
止められてもいい、まっすぐにゴールに向かっていこう。

「長谷川さん、私の実力を見てください」

と、意気込んでみたものの、結局、いいところなく、あっさりとすべてでフェンスされました。
いくら通じないとわかっていても悔しいです。

勝負が終わってから、こうやって縁側で休憩していますが、長谷川さんは
どこにいかれたのでしょうか。

これだと、まだまだ長谷川さんのパートナーへの道は長そうです。

いえ、パートナーといっても、トモたちみんなでパートナーな意味です。
そこは勘違いしたらダメです。

そんなことを思っていると、長谷川さんが戻って来られました。

「練習で汗をかいただろうからお風呂の用意ができたから入ってくるといいよ。
着替えなら智花のために用意していたのがあるから、それを使ってほしい。」

衝撃的発言です。

ま、まさか、一緒にお風呂イベントでしょうか。
いえ、ここは、長谷川さんに先に入ってもらって、背中を流しますのほうがいいのかしら。

違う、思い出しなさい、紗希。

私は今、男の子として来ているの。
ということは・・・

長谷川さんは男の人。
今、私は男子として来ている。

男同士、一緒にお風呂に入ろう・・・ってことですか!?

さ、、、さすがにいきなり一緒にお風呂は、、、ど、、、どうしましょう。

「あ、、あの、そんなに汗をかいていないのでお風呂は大丈夫です」

もう、長谷川さんったら、大胆すぎです。

あれ、まって、まつのよ紗希。
これはもしかして、男子の私が誘惑されているのでは!?

でも、男同士ならお風呂に入るのは普通だと思うし、考え違いかもしれないし

ああ、どういうことなの。

「そんなこといっても、そんなに汗をかいているんだからさっさとシャワーだけでも
浴びてくるように。」

長谷川さん、シャワーだけってことは、お互いに流しっこ
いえ、違うイベントがあるのかしら

「そ、そのさすがに初対面の方と一緒にお風呂は恥ずかしいので・・・」
いくら長谷川さんの趣味を調査するためとはいえ、いきなりお風呂はハードルが高すぎです。

「えっ、いや、一緒にお風呂なんてことはないぞ。もちろん一人で入ってきてくれ。
俺はここから動かないから安心してくれ。」

あれ、一人?
そ、そうよね、そうですよね。

長谷川さんが男の子と一緒にお風呂に入ろうとするわけないですよね。
安心しました。

「か、勘違いしてすみません。お言葉に甘えてシャワーだけ使わせて頂きます」
恥ずかしくて長谷川さんの顔がまともにみられません。

「シャワー浴びた後は、俺の部屋で待っていてほしい。ささっと俺もシャワー浴びてくるよ」

再び衝撃です。

衝撃その1、長谷川さんのお部屋に招かれました。
衝撃その2、シャワーを待つということは、アレな展開が・・・

衝撃的な発言を受けても冷静に現状分析できている私。
そう私は冷静です。

「あ、、、その、あの、、、待ってます。」
そう、長谷川さんの趣味を知るためには、仕方がありません。

仕方なく、長谷川さんの誘いに乗ることにします。




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